私は自分のアバターをVRoidStudioベータ版で作ったのですが、正式版にコンバート(移行)してみた結果を公表します。
作業環境
VRoidStudio(正式版) v.1.2.0
VRoidStudio(ベータ版) v.0.14.0
Windows10
ベータ版の時の画像
まずはベータ版の時のアバター(SATOREPO Avatar)
このように自作のアイシャドウとチークを塗っています(別レイヤーに描きました)。アイラインとまつ毛も自分で描きました。しかし肌テクスチャ自体はプリセットのものをそのまま使い、リップは描いていません。
正式版にコンバートするとこうなりました。
正式版にコンバートしたときの画像
右斜め前の横の髪が頬を貫通しているように見えますが、本当に貫通しています(髪型も自作ですが私の技術力不足でこうなりました)
ベータ版でも拡大してよく見ると貫通しているのが分かります。しかし正式版の方が目立ちます。
ベータ版と正式版を比較した画像
ベータ版の時と正式版コンバート時の画像を比較してみましょう。
(以下の感想は私の主観です)
ご覧の通り正式版にコンバートしたら発色が良くなり、顔の凹凸や陰影がはっきりしました。しかし、それが原因なのかはさておき正式版では顔が老けたように見えます。コンバートしただけで顔立ちが変わったような・・・。
(スクショだとどちらも同じに見えますけど、VRoidStudioで見比べると上記のように思いました)
正式版で使うならパラメーターをいじったほうがいいですね。
あと、上の画像(左斜め前から撮影)で見る限りアイシャドウの濃さはどちらも同じに見えます。しかし私がVRoidStudioのベータ版、正式版の両方をいじっているときに思ったのは「正式版に移行したらアイシャドウが濃くなって厚化粧になってしまった」ということでした。
正面からの撮影を比較した画像だと、正式版の方がアイシャドウが濃く見えませんか?(チークもです) 「濃い」というより「正式版の方がアイシャドウの色が出る範囲が広い」ってことなのかもしれませんが。
これはあくまで好みの問題ですが、ベータ版で作ったモデルは正式版にコンバートするとなんか雰囲気が違ってきてしまって馴染めないので、ベータ版で使い続けたいです。
とはいえ服や靴は正式版の方が種類豊富だし、着せ替えの事を考えると正式版で使いたいところです(正式版の方はベータ版よりもアニメ寄りの絵柄になっているので似合うかも分かりませんが)。新しいモデルは最初から正式版で作ります。
いっそのことイチから正式版でSATOREPO Avatarを作り直そうか?とすら思いましたが、「ベータ版のモデルを正式版で再現しよう」と考えると技術的に納得のいくものは作れなさそうです。
それはさておき続きを・・・。
アイシャドウもチークも顔の肌テクスチャに結合される
コンバートしてみて分かったことは、ベータ版で肌テクスチャとは別のレイヤーに描いたチークとアイシャドウも、コンバート時に肌テクスチャに結合されてしまうということでした。
今後、ベータ版でチークとアイシャドウを外してから再びコンバートする予定です。
コンバート後にアイシャドウとチークのレイヤーをインポートして不透明度を下げたら上手い具合に仕上がるかもしれません。
おわりに
なお今回は服や体のビフォーアフターは取りあげませんでしたが、ベータ版でノーカラージャケットとワンピースを重ね着させていたらコンバート時に結合されてしまいました。それ以外に不都合はありません。
服や靴に関しては正式版の方が種類が豊富だし、新しい物もベータ版より簡単に作れそうなのでコンバートにはこだわりません。
皆さんの参考になれば幸いです。