去る2023年1月、東芝の防水携帯ラジオTY-BR30Fを買いました。
公式サイトはこちら。
およそ2ヶ月使ってみた感想、良かったことも不満なことも書きます。
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私が東芝の携帯ラジオTY-BR30Fを買った理由
- お風呂に持っていける防水ラジオが欲しかったから
- 就寝時に聴きたいのでスリープタイマーがついているラジオが欲しかったから
です。
この2機能がついている手ごろなお値段の携帯ラジオをネットで探したらTY-BR30Fを見つけたので買いました。
本当は他の機能もついていればよかったのですが(デメリットの項目で後述します)、最低限この2機能は欲しかったので他の機能はあきらめました。
ちなみに私が1月に購入した時の価格は5000円でちょっとお釣りが来るぐらいの価格でした。
現在の通販サイトでの価格はこちらからご確認下さい。
東芝の携帯ラジオTY-BR30Fを使ってみてわかったデメリット
意地悪なようですが先にデメリットから書きます(TY-BR30F自体は気に入っていますが)。
充電式ではない。乾電池を入れるかコンセントに差しっぱなしで使うかのどっちか
東芝のこちらのサイトには各製品の取扱説明書がPDFでUPされているのですが
(取扱説明書 | カテゴリー検索 : その他生活家電・設備機器 / 音響機器 / ラジオ | 東芝ライフスタイル株式会社 (toshiba-living.jp))
本機の電源を供給する方法は
- コンセントに差しっぱなし
- 単2乾電池(別売)を3本入れる
の2つのみです。つまり、スマホみたいに充電はできません。
充電式のラジオをお探しの方は今すぐ候補から外して下さい。
電池なしでコンセントから外すとすぐに時刻設定がリセットされる
本機にはデジタル時計がついています。しかし、これも説明書に書いてあることなのですが、電池なしの状態でコンセントから外すと訳3分で時刻設定がリセットされてしまいます。
乾電池が消耗したとき、停電やACアダプターを外すと、約3分で設定された時刻が解除されますので再設定してください。
出典:TY-BR30Fの取扱説明書 10ページ
私は乾電池とコンセントを併用しているのですが、乾電池を入れていなかったときにコンセントから抜いたら気が付いたら時刻がリセットされていて参りました。
コンセントに差しっぱなしにするとバックライトがつきっぱなしになる(明るさ調節は可能)
私は就寝時にこのラジオをつけっぱなしにしているのですが、そのときはコンセントを使っています。ですが、バックライト(デジタル時計部分)がつきっぱなしになるので、私はタオルをかけて明かりを遮っています(それでも漏れ出ますが)
実はバックライトの明かりの強さは調節できます(今気づいた)。「めざましくりかえし/明るさ調節」のボタンを押すたびにだんだん暗くなっていきます。
コンセントのときは4段階、乾電池のときは3段階で調節可能ですが、コンセントの時は完全に消すことはできない模様です(とはいえかなり暗くなります)
一方で乾電池のときはバックライトは暗いです(乾電池のときもバックライトをつけられるって今説明書読んで気づきました)
Bluetooth非対応。つまりイヤホンは有線イヤホンしか使えない
リーズナブルなお値段なので仕方ないですが、Bluetoothがついていないためワイヤレスイヤホンが使えません。もちろんスマホとBluetoothでつないで音楽配信アプリの曲を本機で流すこともできません。ワイヤレススピーカーの代わりにはならないんです。
少し高くなってもよかったのでBluetoothだけは付けてほしかったです(それでも本機を選んだのは他に『防水機能とスリープタイマー』の2つがついてる携帯ラジオが見つからなかったから。あと安かったし)
携帯ラジオにしては大きいので非常持ち出し袋には不向き
説明書によると、サイズと重さは
約192(幅)×130(高さ)×55(奥行)mm(ハンドルを除く。つまみなどの突起物を含む)
質量 約560g(乾電池含まず)
出典:TY-BR30Fの取扱説明書 18ページ
です。これって結構大きいし非常持ち出し袋に入れるには重いです。他にも色々なものを入れる必要がありますから。私は家と入院先で使う予定しかないのでこれでもいいんですが、携帯ラジオにしては携帯しにくいです。
防水機能はJIS IPX4なので人によっては物足りないかも
本機の防水機能はJIS IPX4です。これは「弱めのシャワー」なら防水できますが、それ以上(例えば強いシャワーをかけ続けるとか、湯船に沈めてしまうとか)となると防水はできないと思います。
Q IPX4の防水はどの程度の水に耐えられますか?
A 弱めのシャワー、手洗いに使用する程度の蛇口からの水、傘を差していられる程度の雨、があたる分には問題ありません。これら以上の水量があたる場合、水に沈める場合、お湯や海水に当たる場合は、浸水する可能性があります。
出典:IPX4の防水はどの程度の水に耐えられますか? - FAQ詳細 | よくあるご質問(FAQ) | 株式会社プリンストン (princeton.co.jp)
(※出典元とTY-BR30Fに直接の関係はありません)
私はお風呂で使っていてもシャワーを直接ぶっかけたり湯船に入れたりはしていないので今も問題なく使えています。しかし、うっかりやってしまうかもしれないと心配な方にはおすすめしません。
有線イヤホンを使っているときは防水にならない
これも説明書に書いてあるのですが、有線イヤホンを差して使っているときは防水にはなりません。
イヤホンを使うと、防水性を保てなくなりますので、ラジオ本体に水がかからないようにご注意下さい。防水用端子カバーをしっかり閉じていないと防水性が失われます。
出典:TY-BR30Fの取扱説明書 17ページ
ラジオ以外のメディア(SDカードやCDなど)は再生できない
本機で再生できるのはラジオのみです。SDカードやUSBメモリ、CDやカセットなど他のメディアは再生できません。
一方で同じ東芝製のTY-CB100はラジオの他、SDカードとCDも再生できます。防水機能は本機(TY-BR30F)より上のIPX5、しかもBluetooth付きです。
TY-CB100 | CDラジオ | 東芝ライフスタイル株式会社 | CDラジオ | 東芝ライフスタイル株式会社 (toshiba-lifestyle.com)
これを買わなかったのはスリープタイマーが付いていないからです。あれば買っていたかもしれません(とはいえ1万円以上するので躊躇しますが)
しかしTY-BR30Fにもメリットはもちろんあります。買って後悔はしていません。
東芝の携帯ラジオTY-BR30Fを使ってみてわかったメリット
スリープタイマーは120分まで対応
本機のスリープタイマーは最長で120分に設定できます(120分後に切れる設定にできます)。私は無音の中で寝るのがちょっと苦手なので、眠れない夜には特にラジオをかけたままにしたくなります。しかし朝までつけっぱなしは嫌なので2時間後に自動で切れる設定はありがたいです。
AMとワイドFMに対応
本機ではAMとワイドFM(FM補完放送)が受信できます。従来のFM放送と、民放AMラジオ局がFMで流している放送(AM波と全く同じ内容)を受信できます。
2028年にはTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送がAMを停波してワイドFMのみの放送になる予定です。
さらに、在京3社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)は一歩踏み込んだロードマップを示した。早ければ2028年秋の再免許時でのAM停波実現を目指し、3社で協力して様々な課題解決に努めるとした。
出典:民放AMラジオ44局が2028年秋までにFM化へ、在京3局はAM停波も目指す | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
つまりワイドFM対応機種を持っていれば2028年が来ても特定の民放ラジオ局が受信できなくなる事態を回避できます。スマホアプリのradikoさえあれば回避できますが、それでも今どうせ買うならワイドFM対応機種がおすすめです。
デジタル時計がついている
本機にはデジタル時計がついています。お風呂やキッチンに持っていって「ちょっと時間を確認したいな」っていうときに便利です。
それに時計があるから後述の目覚まし時計機能や「キッチン・バスタイマー機能」も使えます。
目覚まし時計代わりにラジオがつく
指定した時間にラジオまたはベルを鳴らすことができます。ラジオと目覚まし時計両方欲しいならおすすめです。
スマホにも両方入っていますが、私はベッドサイドにスマホを置いておくと就寝直前までいじってしまって結果夜更かししたり、寝ている最中にバイブが鳴ってしまうので別室に置いたままにしています。
「キッチン・バスタイマー機能」を1分から2時間まで設定できる
本機にはタイマー機能もついています(料理中や入浴中に使う想定だからこういう名前なのでしょう)。私は使っていないのですが「〇分後にはお風呂から出たい」とか「料理中、〇分間××を浸けておきたい」というときに使えます。
5000円ぐらいで買えるのでお財布に優しい
私が買ったときは5000円で若干のお釣りが来ました。だから「AMとワイドFM対応のラジオで自動で電源が入ったり切れたりできる防水加工のものが欲しい。値段は安い方がいい」という方にはおすすめです。
おわりに
東芝の携帯ラジオTY-BR30Fのメリットとデメリットをまとめるとこうなります。
【メリット】
- 約5000円で買える
- 防水加工(IPX4)
- AMとワイドFMが受信可能
- 自動的にラジオの電源が入ったり切れたりの設定ができる
- アラーム・タイマー機能あり
【デメリット】
- 充電式ではない
- 時刻設定のリセットに注意
- ラジオ以外は再生できない
- Bluetooth非対応なのでワイヤレスイヤホンは使えない
- バックライトは完全には消えない
- 有線イヤホンを使っているときは防水にはならない
このブログが皆さんのお買い物の参考になれば幸いです。