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2021年度「中学生の基礎英語」シリーズと学習指導要領の関係について考察してみた

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大人だけどNHKラジオ講座「中学生の基礎英語 レベル1~2」を聴いている者です。

「中学生の基礎英語 レベル1」は中学1年生と2年生を対象にした英語講座ですが

「今って中1の4月からこんな難しいのやるの!?

そりゃ、小学校から英語やるようになったから私の時代より学校の授業も難しくなっているのは分かるけど

それにしても4月からこんなにあれこれ新しい文法・単語が出てきたら(中2はいいとしても)中1は混乱するんじゃないの!?」

って、聴いていて思いました。

 

小中学生と保護者の皆さんの参考になるようなことは何も書いていないと思いますが

「中学生の基礎英語」シリーズと学習指導要領の関係について、調べて分かったことを書いてみます。

(講座や今の中学校教育を批判しようとする意図はなく、ただ思ったことを純粋に書きたいだけです。あくまで個人の考察を書きました)

私の話に興味ない方は目次の「中学生の基礎英語シリーズとは」からお読み下さい。

私の英語力・英語学習歴について

30代です。英語勉強中です。仕事では全然英語使いません。

「英語は中学から」の世代。ゆとり世代ではない。

2021年4月にTOEIC L&R 635点を取得。2020年9月にはCASECで734点取得。

(以下、TOEIC L&RはTOEICと書きます。また2021年6月現在、どちらのスコアも有効期限内です)

非・帰国子女。海外に住んだ経験なし。

中学入って初めて英語習いました。

詳しいことは英語学習歴TOEICほか英語資格歴をご覧下さい。

 

なぜTOEIC635点の大人が「中学生の基礎英語」を聴いているのか

冷やかしだと思われたくないので明記しますが

4月の初めごろに偶然、エバンス愛さんという方が書いたこちらのブログを読みました。

dokugakuenglish.com

 

エバンスさんはかつて

「(読む、書く、おしゃべり以外の)何かをしながら『基礎英語』シリーズを聴く」

という勉強をしていて英語力を高めていきました。

詳しいやり方はブログを読んでいただきたいのですが

「あえて自分の英語力より下のレベルの講座を、他の何か(車の運転や入浴など)をしながら何度も繰り返し聴く」

という勉強法を紹介されていて、私もやってみることにしました。

既に4月が始まっていたので、聴けなかった分は「おうちで英語学習2021」で聴くかスキットだけ確認しました。

「中学生の基礎英語 レベル1~2」と「中高生の基礎英語 in English」を"ながら聴き"しています。

「小学生の基礎英語」は最初は聴いていましたが、最近は聴いてない回が多いです。

 

TOEIC635点の私にとっての「基礎英語」シリーズの難易度

 自慢するつもりではないのですが、

「TOEICで600点越える人の英語力ってこんな感じなんだ」

とイメージをつかんでいただけるように正直に書きます。

「中学生の基礎英語」シリーズは簡単です。簡単すぎて退屈です(でもスキットは語学教材にしては面白いです)。

とはいえ、恥ずかしながら知らなかった単語も登場するので単語の勉強になります(特にレベル2)

「お小遣い」はallowance

「超高層ビル」はskyscraper

「ペアルック」はmatching outfits(今は双子コーデとも言うのかな?)

・・・全部レベル2で覚えました。

「中高生の基礎英語 in English」は冒頭と最後の挨拶を除いてすべて英語なのでちょっと不安だったのですが

先生をはじめ出演者がゆっくりと、易しい単語でお話ししてくれるので簡単でした。

 

そういうわけで「基礎英語」シリーズは私にとっては"ながら聴き"勉強にちょうどいいんです。

(他の何かに集中しているとラジオで何を言っているのか聞き逃すので、そういう意味では"ながら聴き"勉強って難しいです)

 

余談:「ラジオ英会話」はながら聴きだとちょっと苦しい。「高校生からはじめる現代英語」はながら聴きは無理

これは余談なのですが、「中高生の基礎英語 in English」の1つ上のレベルの講座「ラジオ英会話」はながら聴きではちょっと苦しいです。

スキットの全体の流れを掴める回もあれば、掴めない回もあります。

「ラジオ英会話」は登場人物の台詞が長いのでテキストを見ないと追いつくのが大変です。

「テキストと音声ダウンロードを買って本気で予習してからラジオ聴こうかな」と検討しているほどです。

最後の和文英訳コーナーも、模範解答に近い解答をできる(もちろん辞書はなし)ときもありますが、頭の中でまったく英文を組み立てることができず制限時間が来てしまうときもあります。

 

さらに1つ上のレベルの「高校生からはじめる現代英語」だと、ながら聴きでは無理です。英文(長文)も頭に入ってこないし、「反訳トレーニング(和文英訳に近いトレーニング。説明は割愛いたします)」は歯が立ちません。

しかし時事英語は面白いので、テキストと音声ダウンロードを買って放送前に予習を始めました。

TOEIC600点台前半の人の英語力のイメージを掴んでいただけましたでしょうか?

(私の場合、リスニングもリーディングも300点台です。

どちらかのパートが極端に高くて600点台の方だと、感じ方は異なると思います)

 

「中学生の基礎英語」シリーズについて

こちらをご覧下さい。

satorepo.com

「中学生の基礎英語」の年間カリキュラム(文法)について

文法事項の細かい説明も載せましたが、読まなくても構いません。

文法が分からない方も、同講座が1年間のうちにいかに次々と新しい文法を教えているか、ということだけでも理解していただければ十分です。

satorepo.com

「中学生の基礎英語」シリーズと学習指導要領との関係

 (私は教育の専門家ではない上、つい最近知った知識を紹介していることをご了承下さい。

また、上に挙げた2つの記事を先に読んでいただいているという前提で話を進めています。長文すみません)

「中学生の基礎英語」シリーズを聴き始めたのがきっかけで知ったのですが、2021年度から中学校の学習指導要領が変わりました。

 

私たち大人が中学生だった時代と比べて、中学3年までに習う英単語数が増えた

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以下、ニュースサイトからの引用です。

出典はすべて小・中学校の英語で格差が起きる? 英単語数はゆとり世代の2倍以上に(LIMO) - Yahoo!ニュースです。

 

2020年度から小学校5年生以上では英語が教科化され、成績が通知表につくようになりました。長らく日本の義務教育では、英語を勉強する期間は中学1年から中学3年生の3年間で固定されていましたが、今年度から、それが5年間に変わったということになります。

(下線と赤い文字は私による編集です)

つまり、小学校の英語が正式な教科(成績が付けられる教科)になったのはつい昨年からなんですね。

あくまで私の推測ですが中1向けの基礎英語(昨年度の『基礎英語1』および今年度の『中学生の基礎英語 レベル1』)の内容が(私の中1時代に学校で習った内容と比べて)難化したのは、「2020年度から小5~6の英語が正式な教科になった」ことが理由だと思われます。

(レベル2も私の中2時代と比べたら難しそうです。今はまだ6月だからそこまでではないにせよ、秋以降は非常に大変そうです。

『関係代名詞』や『現在完了進行形』など、私の時代の中3~高1レベルの内容を中2で習うんですから)

昨年度の4月といえばコロナで中学校も休校していました。

そんな大変な時期にこんな大変化が始まっていたんですね(コロナもあるし、去年の小5小6は英語の授業についていけたのか疑問)。

 

小学校で学ぶ英単語は600語から700語程度
2018年度に文部科学省が発表した資料「新学習指導要領について」によると、2020年度からは小学校で600語から700語の英単語を学ぶことになっています。

これまで(中略)小学校で学ぶ英単語は正式にカウントされることはありませんでした。それが新学習指導要領では、3・4年生は「活動型」として、5・6年生は「教科型」として学ぶことになります。

それに伴い、小学校で学ぶ英単語数が上記のように明確に数値化されました。つまり、新しい学習指導要領の影響を受ける2021年度の中学1年生は、小学校で英語を勉強してきたという扱いになるのです。

こうして、小学校で600語から700語の英単語を「学んできた」という状態で中学校に進学することになるわけですが、小学校では基本的に「聞く」「話す」が中心です(5・6年生では、「段階的に『読むこと』『書くこと』を加える」とされている)。いわゆる「英単語の小テスト」や「英文法を学ぶ」などの中学生的な勉強はしません。

(下線・赤い文字は私による編集です)

上記の、赤い文字にしたところが「中学生の基礎英語」が難化した理由だと思われます。

(あくまでも私の推測ですので、別の理由かもしれませんが)

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そのため、児童によって英語への理解度が異なるまま中学校へと進むことになることも考えられます。さらに2021年度からは中学校でも新学習指導要領が実施されるので、以前に比べて多くの英単語を学ぶことになります。

具体的には、これまで中学3年間で学ぶ英単語が1200語程度だったのが、1600語~1800語へと大幅に増加。現(編注:2020年度の)・中1や中2の生徒は1200語ペースで学んでいたのに、2021年度からは1600語~1800語ペースで授業を受けることになります。

(中略)とはいえ、今の小学生や中学生は親世代よりもハイペースで大量の英単語を覚えなくてはならないわけですから、負担は確実に増しているといえるでしょう。

(下線、赤い文字は私の編集です)

2021年度から、中学校3年間で学ぶ単語数は1600~1800語に増えたんですね。

今の中学生大変だな・・・と思いましたが、だから「中学生の基礎英語レベル1・2」には(5月終了時点で)中学生にとっては難しい単語、中1にとってはちょっと多すぎる(と私は思いました)単語数が出てくるようになったんですね。

これ「今年から英語をいちからやり直したい」と思って「中学生の基礎英語」を始めた大人の皆さんにとっても大問題ですよ。

(私もそうですが)皆さんが中学3年間で習った英単語数よりも、今の中学生が3年間で習う単語数の方が多いのですから、ついていくのが大変になりました。

(ただでさえ長年勉強から遠ざかっていて、勉強の習慣をつけるところがまず難関だっていうのに)

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現行の中学校での学習指導要領(編注:2020年度までの学習指導要領のことです)は2012年度に「脱ゆとり教育」として実施されました(小学校は2011年度から実施)。

ゆとり教育時代(一般的には2002年度から2010年度の学習指導要領)に中学3年間で学ぶ英単語数は900語。現行(編注:2020年度まで)ではそこに300語上乗せをし、1200語になりました。

そして、2021年度から中学校で始まる新学習指導要領では1600語~1800語の英単語を3年間で学ぶことになるため、ゆとり教育と比べると900語→1800語と最大2倍の差があります。これに小学校の600語~700語が加わるのですから、合計では2倍以上になるわけです。

(下線、赤い文字は私による編集です)

ここまでをまとめます。

・今の中学1年生は小学5~6年生のうちに学校で英語を習っており、小学生のうちに600語~700語の英単語数を習っている。

・一方、今の大人達は小学校では英語を習っていない(※人によっては習っているかもしれませんが、ここでは便宜上、『習っていない』ことにさせていただきます)。

つまり、今の大人達が小学校で習った英単語は0語である。

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(再掲)

・今の子ども達が小学5年生から中学3年生の5年間で習う英単語数は少なく見積もっても2,200語である(小学校600語+中学校1600語)。

多く見積もると最大で2500語である(小学校700語+中学校1800語)。

・一方で、今の大人達は「脱ゆとり世代(小学校2011年度・中学校2012年度から2020年度までの学習指導要領で学んだ世代)」の場合小学校~中学3年生までの5年間で習う英単語数は1200語(小学校0語+中学校1200語)、ゆとり世代の場合は900語(小学校0語+中学校900語)である。

ゆとり世代より前は何語だったかは不明だが、恐らく1000語前後(小学校0語+中学校1000語前後)だったのではないだろうか。

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(再掲)

・中学卒業時に覚えている(習っている)英単語数を比較すると、2021年度以降の中3は最少で2,200語である。

一方で脱ゆとり世代は1200語で1000語も少ない

ゆとり世代は900語なので1,300語も少ない

ゆとり世代よりも前の世代は(推測だが)1200語ぐらい少ない。

・2021年度「中学生の基礎英語 レベル1」は小学校卒業時点で600語~700語もの英単語を知っている中1と中2を対象にしている。

そのため「中学生の基礎英語 レベル1」を受講する人は年齢を問わず「あらかじめ(今の小学校で習う)600語~700語を知っている」ことが前提になっている。

じゃないと中1対象の講座がこんなに難しいわけがない、と聴いていて思った。

・・・ここまで読んでいてびっくりされたかと思いますが、引用はまだ続きます。 

約10年単位で変わる学習指導要領
ゆとり教育から脱ゆとり教育、そして今回の学習指導要領へと約10年単位で改訂が行われていますが(中略)。

その中で、英語教育は戦後からの公教育の中で大きな分岐点を迎えようとしています。ゆとり教育時代は中学から高校までに学ぶ英単語は2200語、これまでの学習指導要領では3000語でした。そして新たな方針(編注:2021年度からの学習指導要領。つまり今の学習指導要領)では、高校卒業レベルで4000語から5000語の語彙数が掲げられています。

これまで誰も経験していないハイレベルな英語能力を身につけるためのカリキュラム元年。すぐ結果は出ませんが、いつも以上に注視する必要があるのではないでしょうか。

(下線、赤い文字は私による編集です)

つまり、新学習指導要領(2021年度~)で小5から高3まで学んだ生徒は高校卒業時点で4000語から5000語もの英単語数を習います。

一方で脱ゆとり世代は高校卒業時点で3000語なので1000~2000語も少ない。

ゆとり世代は高校卒業時点で2200語なので1800語~2800語も少ない。

ゆとり世代より前の世代の英単語数は分かりませんが、「脱ゆとり」と「ゆとり」の間を取って2500語と仮定します。1500~2500語も少ないです。

(もちろん、本人の勉学意欲や学力・教育環境によって実際に覚える単語数は異なります。ここではそういった個人差は除外して書いています)

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「中学生の基礎英語 レベル2」になると、私が高校で習ったような単語も登場します。6月第1週の環境問題に関する単語がそうでした。

material(素材)、resource(資源)、pollution(汚染)・・・これ、全部6月第1週に出てきた単語です。

「今の中学生こんな難しい単語習うの!?」って、ながら聴きしていてびっくりしましたよ。

中2、中3時点で(英語圏の)理科や社会の教科書に出てきそうな単語を習うのですから、高校ではもっと難しい単語、それこそ私たちが卒業まで習ったこともない単語も教わるのでしょう。

 

私たち大人が高校で習った文法の一部が中学校に追加された

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小5から英語を習うようになりましたが、小学校では文法は習いません。

文法を習うのは中学校からです。

しかし、私たち大人が高校で習っていた文法の一部が中学校に前倒しされました。

以下、2021年からの中学英語が超ヤバイ!新しい教科書で授業はどう変わる? (janiasu.com)からの引用です。

 

単語量の増加に加えて英文法の学習量も追加されます。高校からの移行内容として、今まで高校で学習していた内容の一部が、新たに中学生の学習内容として加わるのです。

具体的には、感嘆文、原型不定詞、仮定法(基本的なモノ)、現在完了進行形です。

(中略)

感嘆文ってこんなやつ
「なんて~なんだろう!」と感動した時に感想を述べる際に使われます。

How beautiful this flower is !
「この花はなんて美しいんだろう!」
What a smart girl she is !
「彼女はなんて賢いんだろう!」


原型不定詞ってこんなやつ
「to」を使わず動詞を原形のまま使います。

Will you let me try ?
「私にやらせてくれませんか?」
He helped me wash the car.
「彼は車を洗うのを手伝ってくれた。」


仮定法ってこんなやつ
「もしも~だったら…」「~だったらいいいのに」など、仮定の時に使います。

If I were smart, I can get great score on the English exam. 
「頭が良ければ、英語のテストで良い点が取れるのに。」
I wish I were a bird.
「私が鳥だったらいいのになぁ。」


現在完了進行形ってこんなやつ
「~からずっと(今まで)~している」など、継続用法といって現在までの動作・状態の継続を表します。

I have been reading the book since this morning. 
「私は今朝からずっとその本を読んでいる。」
He has been playing soccer for three hours.
「彼は3時間ずっとサッカーをしている。」

これらの英文法は、以前までは高校で習うモノでしたが、2021年からの新しい教科書では中学校で習う範囲として登場します。

(下線は私による編集です)

 

「中学生の基礎英語 レベル2」では

 ・感嘆文はいつ習うのか分かりません(文法項目一覧には書かれていません。おそらくどこかで習うはずですが)

・原形不定詞は3月の「SVO+do」のことです。つまり3月に習います。

・仮定法(仮定法過去)は3月に習います。

・現在完了進行形は2月に習います。

 (参考 ※再掲)

satorepo.com

つまり、私たち大人にとって「中学生の基礎英語レベル2」は「中2から高1まで

(人によっては高2。以下『高1まで』で統一)」の英文法を習う講座なんです。

 

「中学生の基礎英語」シリーズと中学校の学習指導要領の関係・まとめ

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まとめます。

2021年4月に学習指導要領が改訂されたため

・今の中学生は中学を卒業する時点で、私たち大人よりも遥かに多くの英単語を覚えている。

・今の中学生は中学を卒業する時点で、私たち大人が高校で習った英文法(の一部)も覚えている。

・学習指導要領の改訂に伴い、中学生向けの「基礎英語」シリーズも多くの英単語、文法を教えるようになった。

私たち大人にとっては(自分たちの中学・高校時代の)中1から高1までの4年分の内容を「中学生の基礎英語」2講座(2年分)で学習することになってしまった。

 

もちろん「高1で習うすべての文法項目」が中学校に前倒しされるわけではありません。

だから厳密にいえば「中1~高1の4年分」ではなく、「中1から高1の途中までの3年と何か月か」ではあります。

しかし、長年英語の勉強から遠ざかっていた大人達にとってみれば「中1~高1の4年分」が体感なのではないか、と思います。

そういうわけでこの記事は「中1~高1の4年分(4年間)」に表記を統一します。

 

【推測】2021年度「中学生の基礎英語」シリーズが英語初心者の大人にとって難しい理由

あくまで一学習者による推測ですが、理由を挙げてみました。

 

(1)中学校の学習指導要領改訂に伴い、中学英語のレベルが上がったから

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(再掲)

上に書いたので詳しい説明は省略しますが

私たち大人にとっての「中1~高1までの4年分の英語」が2021年現在の「中学英語」だからです。

今の中学1年生は小5~6の2年間である程度の数の単語を学んだことになっていますが、文法は中学から習います。よってこのような言い方にしました。

(2)私たち大人にとっての「中1~高1の4年分」を2年分で学習する構成になっているから

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 (1)では、私たち大人が中1から高1の4年間で習った英語が今の「中学英語」だと説明しました。

それを「中学生の基礎英語シリーズ」は「レベル1」と「レベル2」の2講座で教えようとしています。

NHKは「中1で『レベル1』を受講して中2で『レベル2』を受講する」という使い方を想定していると思われます。

つまりNHKは2年間で中学校3年分(私たち大人にとっては中1~高1の4年分)の英語を教えようとしているのです。

 

ただでさえ中学英語が難化したのに中学校3年間の学習内容を2年で学ばせようとしたのはなぜなのでしょうか?

あくまで私の推測ですが、中3には高校入試があるからではないでしょうか(中高一貫校の生徒を除きます)。

これも私の推測ですが、本物の中学3年生は「基礎英語3」(2020年度まであった中学3年生向けのラジオ講座)を9月ぐらいで離脱するケースが多かったのではないでしょうか。

高校入試のことを考えたら仕方ありませんが、NHKは「受験対策による離脱」を防ぎたかったのかもしれません。

(とはいえ、基礎英語3の受講者には中学英語を復習したい高校生や社会人も多かったと思われます。

彼らに支持されているのならば中3の英語を1年かけてじっくり教える意味もあったのではないかと思うのですが)

あるいは「中2までに『レベル2』まで終えて、中3では『レベル1・2』を復習してね(ラジオ放送のスキットで学んでもいいし、前年度までのスキットで学んでもいい)」といった意図があるのかもしれません。

それだけでなく「高校生や社会人がなるべく短期間で英語の基礎的な内容を復習できるように」といった意図もあるかもしれません。

特に社会人ともなると、仕事上の必要に迫られて英語を勉強し直す方も多いのですし、「復習に3年もかけてられない」とお考えなのだと思います。

まとめ:中1~高1の4年間に習った分の英語を2年間で教えようとしているから、大人には「中学生の基礎英語」は難しい

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(再掲)

おそらく、そういうことだと思います。

公式の説明では「中高生の基礎英語 レベル1」は「中1~中2を対象」としています。

しかしそれはあくまでも「2021年現在の中1~中2」が対象という意味であり、私たち大人の10代の頃の感覚で言えば「中1~中3が対象」という感じです。

では「レベル2」はどうかと言いますと、「中3~高1(人によっては高2)が対象」という感じです。

あくまで私個人の感覚ですが、そのように感じました。