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【ネタバレ有】2021年度『中学生の基礎英語』ストーリーについて

2021年度は1年間、NHKラジオ講座の『中学生の基礎英語(レベル1、レベル2)』を聴き続けていました。結末までのあらすじをここに書いておきます(ネタバレあります)

 

※4月~9月までは毎月あらすじをブログに書いて公開していたのですが(現在は非公開。文面を修正した上でこの記事に統合させました)、10月以降はいかなる記録も取らなくなりました。そういうわけで10月~翌年3月のあらすじは曖昧な記憶に基づいて書いていますので、事実と異なる内容が含まれている可能性があります(とはいえ、結末は大体覚えています)。

 

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。詳しくはプライバシーポリシー内のアフィリエイトについてをお読み下さい。

 

【ネタバレあり】2021年度『中学生の基礎英語』のストーリー

ストーリーの結末まで書いてあります。

【2021年度】レベル1のあらすじ

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2021年4月~6月までのあらすじ

中1のシン(町田 心)は新聞部員だ。ある日、部室に行くとカメラが自分に話しかけてきた。度肝を抜くシン。しかしシンはファンタジー小説とホラー映画が好きで、しゃべるカメラをかっこいいと感じる。カメラはリアムと名乗り、カメラなのにファンタジー小説とホラー映画が好きだという。

部室には先輩で幼なじみのアカネ(木梨あかね)がやってきた。リアムに「(自分がしゃべることは)言わないでほしい」と頼まれ、シンはとっさに幽霊が出たと嘘をついた。

シンがカメラを持っているところを見たニーナ・ジョーンズ先生は、シンを新聞部のカメラマンに任命する。写真の素人であるシンは戸惑うが、リアムに背中を押されやってみることにする。以来、シンは家でも学校でもリアムを持ち歩く。

学校からの帰り道、シンは桜が咲いているのを見つけた。リアムは自力で写真を撮る。シンの部屋にパソコンがあると知ると「このパソコンで僕の中の写真を保存、印刷できるね」と言う。シンが親子丼が好きだと知ると「僕も食べてみたいな」と言ったが、リアムはカメラなので食べることができないのだった。

こうしてシンはリアムと仲良くなっていった。

アカネの提案で、新聞部は弓道部の赤松ジョウをインタビューすることに決まる。ジョウは1年生ながら弓道部のスター選手だ。アカネとジョウは友達でもあり、シンにもジョウを紹介してくれた。

インタビューでジョウは、5月に大きな大会があり出場するのだと教えてくれた。シンはジョウの練習を見に行き写真を撮る。

写真はニーナ先生に褒められた。リアムが自力で写真を撮れるおかげである。シンはリアムにお礼を言う。

5月、ジョウが弓道の試合に出場した。シンとアカネも取材に行く。ジョウは的をひとつも外さず、弓道部は勝利した。シンもリアムのおかげで良い写真をたくさん撮れた。アカネとニーナ先生に褒められるが、リアムのおかげなので自信は持てなかった。

しかし写真を撮ることが好きになり興味を持つようになった(と、父親のケイトに話している)。

シンの悩みは内気で友達ができないことだ。学食でジョウを見かけたときも、声をかけようとしたが他の生徒達が次々とジョウに声をかけたため話すことができなかった。

リアムに「人々と話す練習をしよう…例えば先生とか」とアドバイスされ、ニーナ先生に話しかける。そのときニーナ先生が相撲とアニメが好きだと知る。

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6月、シンとリアムはアカネのことを話していた。リアムに「本当にアカネのことが好き(like)だね、シン(You really like her, Shin)」と言われとっさに「違うよ。彼女はただの友達だよ(No, I don't. I mean...she's just a friend!)」と答えた。

ニーナ先生が新聞部の日帰り取材旅行を計画した(club tripという言葉が使われていますが、英語では日帰りの外出もtripと言います)。出発する前、シンとアカネたちは学校に集合する。ジョウも学校に来ていてふたりを見送る。そのとき、シンは間違えてジョウのカバンを持ってバスに乗ってしまった。

シンがカバンの中の自分を置いて行ってしまったことに気づかずリアムはジョウの前で話してしまった。ジョウは非常に驚き、シンのカバン(とリアム)を弓道場の裏に持っていく。

「カメラ、話してくれ!シンとアカネは僕の友達だよ。ふたりは僕を信頼しているんだ」と、リアムに話しかけるジョウ。リアムはジョウを信じたのか、あきらめたのか分からないがジョウの前で話した。リアムは、自分が話せることは秘密だと念を押す。

一方でシンはバスの中で、自分がジョウのカバンを間違えて持ってきてしまったことに気づき動揺する。ニーナ先生は自分のカメラを使うように勧めてくれた。

取材は無事に終わった。学校に戻ったシンとジョウはお互いのカバンを受け取った。シンはリアムがジョウの前で話してしまったことを知り動揺する。しかしリアムはジョウのことを気に入っていた。

ここからは後日談。

アカネが30年前の学校新聞を読んでいるとジョウがやってきた。ジョウがその新聞を見ると、自分の父親の名前が書いてあることを発見した。ジョウは父親がかつて新聞部員だったと知らなかったため非常に驚いた。

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7月から9月までのあらすじ

7月、ジョウはシンとリアムを自宅に一緒にファンタジー映画を観た。新しい友達ができたことを嬉しく思う一方、ジョウは最近弓道の調子が良くないことに悩んでいた。ジョウは「魔法のカメラ」リアムに興味を持っているのだ。

「報道に興味がある、弓道はやめられる」とシンとアカネに話したらシンには「君はスターだよ」と反対され、アカネには「今すぐ決める必要はないよ。時間を取って」とアドバイスされた。

夏休みが終わって新学期が始まった。シンとリアムは夏休み中ジョウとたくさん遊んだが、ジョウの元気がない。中学時代の父親と同じく新聞部で活動してみたいが、そうすると生きがいにしている弓道を辞めなければならず悩んでいるのだ(Kyudo is my life/弓道は僕の生きがい、という台詞もありました)。

ニーナ先生は悩んでいるジョウに、10月から始まる日中の校内放送に参加することを薦める。校内放送なら放課後に弓道部を続けられる。ジョウは喜んで校内放送に参加した。

一方でシンはジョウに誘われてジョウの友人たちと一緒にお昼ごはんを食べられた。リアムに「新しい人々と会おう」と背中を押してもらえた。

10月から12月のあらすじ

10月、ジョウは校内テレビ放送のニュースキャスターになった。ジョウはアカネに一緒にニュースキャスターをやらないかと誘う。ふたりで昼休みに校内放送をすることになったのでシンはひとりでお昼ご飯を食べることになってしまった。リアムはシンに「人生は時に孤独になることがある。新しい人たちと話すことは大事だよ」と諭す。シンは先月紹介してもらったジョウの友達・ハルカとシュンタ(※このふたりの声の出演はなかった)と話す。ハルカは映画好きでポスターを集めている。シュンタはSFとロボットが好きでシンと気が合った。

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シンの夢は監督になることだ。ハルカ、シュンタと3人でホラー映画を作り始める。シンはこの3人で休日に遊びに行く約束もした。リアムはシンに「僕の事は置いて行って(3人で楽しんできて)」と伝え、シンはその通りにする。

一方新聞部では10月最終週にハロウィンの仮装パーティをする。11月に入ると文化祭が始める。シンは自分の撮った写真を展示する。ニーナ先生はメキシコ料理が好きだがこの街にメキシコ料理店がないため、文化祭の出し物でメキシコ料理の屋台をやった。

アカネは以前からシンが「リアム」と名付けた(アカネはそう思っている)カメラを不審に思っていた。シンが部室でひとりで話しているのが聞こえてますます怪しむ。ジョウはアカネがリアムの秘密に気づくのを防ぐために「きっとシンは電話していたんだんだよ」と伝えるが、とうとうアカネはカメラがしゃべれることを突き止めてしまう。

アカネはリアムに出身地を尋ねると「オーストラリア」と返答された。ここでリスナー達(っていうか私)はカメラに出身地があることをいぶかしむが、ニーナ先生が教室に入ってきたためアカネの質問は中断されてしまった。

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アカネはシンが自分に隠し事をしていたことに腹を立てる。アカネは詳細を伝えなかったがニーナ先生に「友達が私に隠し事をしていた。友達なら真実を伝えるべきなのに」と相談し怒りの心境を吐露する。するとニーナ先生はアカネをおもんばかった上で「友達を許すことも必要だよ」とアドバイスした(※すみません、12月のこのふたりのやり取りをあまり覚えていないんです。台詞の内容が間違っていたら申し訳ありません)。

ジョウの家のクリスマスパーティにシン、アカネ、ニーナ先生も招待された。シンはアカネとふたりきりになったタイミングで隠し事をしたことを謝る。するとアカネはもう気にしていないという。それよりもリアムの秘密を探ることに情熱を燃やしていた(※この辺も詳細を覚えていません。間違っていたらすみません)。

1月から3月のあらすじ

年が明けて1月、リアムはシン、アカネ、ジョウ、ニーナ先生に自分が話せる理由をすべて打ち明ける。ニーナ先生のいとこに高校生の「リアム」がいるが、リアムがニーナ先生が日本に旅立つ前に自分の組み立てたカメラを託していたのだ。このカメラはテレビ電話のような仕組みになっていて、ニーナ先生が映した景色がリアムに届くようになっている。リアムはこのカメラで日本を見てニーナ先生と話したかったのだ。

アカネは「人をだますつもりであなたはしゃべるカメラになりすましたのか?」と問いただすが、リアムはそのようなつもりはなかった。リアムは家でオンライン授業を受けているので普段から友達に会えるわけではなく、寂しかったのだ。

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(※リアムがオーストラリアのどこに住んでいるのかは分からないのですが、オーストラリアの田舎では小学生でも学校に行かずに自宅で勉強している子どもがいるそうです。理由は、学校が遠すぎて通学できないから。高校生のリアムが自宅でオンライン授業を受けているのも不登校だからではなく学校が遠すぎて通学できないから、という可能性があります)

リアムはニーナ先生とふたりきりのとき、シンやアカネやジョウを失いたくないと言う。

シンはリアムがカメラではない事を知ってショックを受けたが、カメラであっても人間であってもリアムという人格は同じだと納得する。3月になり、シンはリアムを日本に招待する。

来日したリアムは、シンの好物の親子丼を食べれたことに感動する(4月号の会話が伏線になってた)。アカネやジョウとも会えた。シンがハルカ、シュンタ、そしてアカネの助けも借りたホラー映画も完成した。シンもアカネをデートに誘うのに成功した。ジョウは弓道はやり切ったと感じ以前から興味のあった新聞部に、2年生になったら入部することに決めた。

リアムは最終日に、シンに新しいカメラをプレゼントする。Zoomのように双方向のビデオ通話ができるカメラだ。一同はずっと友達でいようと約束する。(おわり)

 

感想

2021年度のレベル1はカメラ(リアム)がシンに突然話しかけてシンが度肝を抜かす、というLesson1から始まりました。これでもう続きが気になって聴かずにはいられない仕掛けですね。ストーリー展開が上手いです。私もリアムがなぜしゃべれるか気になって完走しました。

まさかリアムが人間だったとは思ってもみなかったですね。てっきり大人になったシンが中学時代の孤独な自分を救うためにAI搭載のしゃべるカメラをタイムマシンで送り込んだんだと。いや非現実的なのはわかっていますよ(笑)。そもそもしゃべるカメラの存在自体が非現実的なんですから。

リアムは3月号で来日し親子丼を食べますが、これってほぼ1年前の4月号の「好きな食べ物」の会話の伏線だったんですね!シンが「親子丼が好き。(リアムにどんな食べ物なのかを聞かれて)ご飯の上に乗っている鶏肉と卵だよ」と言ったらリアムが「僕も食べてみたい」って(カメラになりすましていることを忘れて)言ったのですが、これがまさか伏線だったとは。

あと、アカネも校内放送に参加してしまってシンが昼休みにひとりになってしまったところでリアムが「人生は時に孤独になりうるんだ」と言ったのは、自宅でオンライン授業を受ける自分の日常生活とシンを重ね合わせたからですね。リアムの正体を知ってこれも伏線だったと気づきました。このシーン結構好きです。

でも伏線だって気づかなくてもちゃんとストーリーが理解できるんですよね。伏線を張っていても途中参加の受講者が付いていけるようになっていて、かつ4月からずっと聴いているリスナーも伏線回収の快感(大げさ?)を得られるようになっています。

レベル2もそうですが「中学生の基礎英語」のストーリーは9月や11月など途中から聴いた人でも理解できる作りになっています。テキストで登場人物紹介のページを読んで、プロフィールや舞台設定を把握すればすんなり入っていけます。

あと、シンとジョウとアカネの三角関係を期待してしまったのですがそういうのはありませんでした。ジョウがアカネに惚れることもなかった。私が一度はアカネの恋のライバルだと思い込んだ弓道部のケイコもほとんど出番がなかった(笑)。

リアムの正体を知ってからストーリーを思い返すと「あのシーンのリアムはこういうことを考えていたのかな」と想像するのを楽しめます。2周目、いや復習もし甲斐がありますね!

 

【2021年度】レベル2のあらすじ

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4月は人物紹介的なストーリーだった。

アヤネ(白木綾音)は14歳。ニューヨークでファッションデザイナーをしているリオおばさん(如月里央)と一緒に暮らし、現地の学校に通っている。アヤネはファッションデザイナー志望なので、リオおばさんのアシスタントもしている。

アヤネは10歳の誕生日に親からミシンをプレゼントされた。そのミシンで人形の服を作ったらリオおばさんから「ニューヨークに来てファッションの勉強をしないか?」と誘われた。アヤネは親を説得してニューヨークでリオおばさんのアシスタントができるようになったのだ。

リオおばさんから「あなたは私を手伝ってくれているから私の顧客に会う準備ができている」と言われ、初めてリオおばさんの顧客と会うことを許される。アヤネが初めて会った顧客は有名なポップスターのスカーレット・ゴールドハートだった。

学校ではエマ(エマ・ベッカー)という親友に恵まれている。休みの日にはエマの家に遊びに行き、父親のヘンリー・ベッカーにマフィンを焼いてもらえた。昼休みもエマと一緒にミルクシェーキの店に行き、一緒にミルクシェーキを買った。このように、アヤネはニューヨークで充実した生活を送っている。

学校では「将来の夢」を発表する課題を出された。アヤネは自分の夢とニューヨークに来た理由を説明する。エマも自分がジャーナリストになりたいと思った経緯を発表する(ドイツの町に住む祖父母を訪ねた時、祖母が町の歴史を話してくれたことがきっかけで『興味深い場所を旅したり、人々の話を聴くのが好き』であることに気づきジャーナリストを目指すようになった)

アヤネは同級生の男子・ミンジュン(ミンジュン・ムン)もファッションデザイナー志望だと知る(エマいわくカッコイイ男子)。祖母が裁縫師で、韓国人の女の子に民族衣装を作ったら、着た時にとても喜んでくれた。ファッションは人々に笑顔をもたらすと知り、ファッションデザイナーになりたくなったという。

授業の後、アヤネとミンジュンは廊下で話す。アヤネはリオおばさんのアシスタントとして有名人に会った経験があるからか、「いつでも私にアドバイスを求めてもいいよ」と、上から目線の発言をしてしまった(それでも怒らないミンジュン、14歳なのに人間ができていて感動的)。

5月、ミンジュンのいとこのジホがニューヨークに遊びに来た。ミンジュンはニューヨークを案内する。アヤネは偶然ミンジュン達と会う。ジホはアヤネに「ミンジュンはファッションの超天才なんだよ」と言って、ミンジュンの作ってくれた帽子を見せる。アヤネは帽子を見てその完璧な出来に驚いた。

学校では、パテル先生が夏休み前の最後の課題を出す(※アメリカの学校は6月から8月が夏休みで、9月に進級する)。それは「2人一組で環境に優しい企業のアイデアを考えて発表する」というものだった。アヤネはミンジュンとペアを組むことになる。

ミンジュンは「エシカルファッション(の企業のアイデア)にしよう」と提案する。アヤネはエシカルファッションを知らなかったので聞き返す。

エシカルファッションとは、ミンジュン曰く「例えば、人々は時々使える服を捨てる。それは本当に悲しい事だ。彼らは使える服をリサイクルしたりチャリティにあげたりできる。だからエシカルファッションは環境に良い(For example, sometimes people throw away usable clothes.It's really sad.They can recycle the clothes or give them to charity.So, ethical fashion is good for the environment.)」

ミンジュンは「いつか環境に優しいブランドを始めたいんだ」と夢を語った。

アヤネはミンジュンのアイデアの素晴らしさを認めつつも「私もいいアイデアたくさん持っているのに」と内心で悔しく思っていた。ミンジュンに嫉妬していること、ライバル視していることをエマに見抜かれてしまい、認めざるをえなかった。

リオおばさんの顧客として、メジャーリーガーのディエゴ・ルイスがやってきた。インタビューに着るためのオーダーメイドのスーツ(英語ではcustom suitsと言う)を仕立ててほしいのだ。ディエゴはリオおばさんの作ったスーツとシャツを着て満足し、喜びのあまりスイングする。だがそのとき、ジャケットが破れてしまった。リオおばさんは3日後のインタビューに間に合うように急いでジャケットを直すと約束する。

一方でアヤネはリオおばさんにエシカルファッションの話を聞きに行くためにミンジュンと公園で待ち合わせをする。ディエゴのジャケットを直すのに忙しいからと断られる展開・・・にはならず。リオおばさんは既にジャケットを直し終えていた。

ミンジュンはディエゴが顧客であることを知り興奮する。ディエゴの大ファンなのだ。

「ディエゴは中学時代にメキシコからニューヨークに引っ越すことになり学校の野球のチームメイトたちと別れるとき、『いつか有名な野球選手になる』と青空の下で約束した。だからディエゴは幸運を祈っていつも空色のアイテムを持ち歩いているんだ」と、ディエゴの人生を熱く語るミンジュン。

後日、ミンジュンはアヤネとリオおばさんの家を訪ねる。自分が作った空色のネクタイをディエゴに代わりにプレゼントしてほしいと頼みに来たのだ。そのときディエゴがジャケットを取りに来る。

アヤネは機転を利かせ、ミンジュンとディエゴを家の中に案内した。そのときにミンジュンはディエゴにネクタイをプレゼントする。ディエゴは自分の少年時代のエピソードを知っていてくれる少年に出会えたことを喜び、ミンジュンに野球のチケットを4枚プレゼントしてくれたのだった。

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無事に課題が終わり、夏休みが始まった。アメリカの学校は6月から8月が夏休みで9月に進級するのだ。

アヤネは愛読するファッション誌「ドリーム・モード・マガジン」がファッションデザインコンテストを開催することを知る。優勝者のデザインしたコーディネート一式は双子モデルのエマ&ルーカス・ハリソンが着用する。ふたりのファンでもあるアヤネはコンテストに興味を持つ。エマに「コンテストに応募するといいよ!アヤネはきっと勝てるって(I bet you can win!)」と背中を押してもらえた。

リオおばさんにも尋ねると、応募した方がいいと言われた。「デザインしている最中にいくつかの困難に直面するでしょう。でも打ち砕かれるべきではない。解決策を考えて。あきらめないで」とアドバイスされる。アヤネはコンテストに応募することを決意する。

次々とアイデアを思いつくアヤネに対して「スケッチブックにすべてのアイデアを書いて見比べて、好きなものを選ぶといい」とアドバイスしてくれた。

一方ミンジュンは小学校時代の友達・ブランドン(ブランドン・ジョンソン)と会っていた。ディエゴからもらったチケットで試合を観に行かないかと誘うミンジュンに、ブランドンは感激する。ミンジュンは既にアヤネとリオおばさんも誘っていた。

試合当日、4人はスタジアムでディエゴが出場する試合を観戦した。アヤネは初めて訪れるアメリカのスタジアムで、ミンジュンとブランドンが買ってきてくれたホットドッグを食べ、ディエゴのホームランを見て楽しんだ。ブランドンは「いつかディエゴにインタビューしたい」と夢を語った。ブランドンの将来の夢はジャーナリストなのだ。「いつかあなたを友達のエマの紹介するべきね。エマもジャーナリストになりたいの」と、アヤネはブランドンに言った。

後日、アヤネはエマとその父親のヘンリー・ベッカーと自由の女神像を見にリバティ島にピクニックに行く。こうしてアヤネはニューヨークで夏休みを満喫する。

もうすぐ7月4日、アメリカ独立記念日だ。独立記念日はアメリカの祝日で家族や友人でパーティをしたり打ち上げ花火を眺めたりする。

アヤネとリオおばさんの家はマンションの高層階でイーストリバーとブルックリン橋がよく見える。独立記念日の花火がよく見えるので7月4日の夜に友達を誘ってもいいと言ってくれた。アヤネはエマとミンジュンを誘う。

エマは母親が作ってくれた星条旗をかたどったケーキを、ミンジュンは父親と二人で辛みの利いたフライドチキンを作って持ってきてくれた。ミンジュンは写真が趣味なのでエマに花火の写真の撮り方を教えてくれた。

後日、アヤネ、エマ、ミンジュン、ブランドン彼の姉・ティファニーの案内でコニーアイランドに遊びに行った。

ミンジュンは昨夜ドリームモードマガジンを読みふけってしまい寝坊し集合時間に遅れてしまった。ブランドンに遅刻の理由を問われて「秘密の計画に取り掛かっていた」と答えるが、アヤネは怪訝に思う。

アヤネはエマにブランドンを紹介する。エマと同じくジャーナリスト志望の彼は、昨年ジャーナリズム合宿に参加した思い出を話し、合宿のサイトのURLを送ることを約束する。

一行は遊園地に遊びに行く。観覧車はエマ、ブランドン、ティファニーとアヤネ、ミンジュンに分かれて乗ることになった。アヤネはミンジュンに「秘密の計画」とは何か尋ねるが教えてくれなかった。「私も秘密の計画(ファッションデザインコンテストへの応募)に取り組んでいるの」と語るアヤネ。

ふたりは観覧車からある女性を見つけた。デニムのドレス姿で、サングラスと白いスニーカーを身に着けている。ふたりとも女性のファッションを気に入り、コンテストのアイデアの源になった。

アヤネはコンテストに応募するデザインを完成させる。テーマは「おしゃれだけど着心地がいい」。モデルのリアにはデニムジャケットとジャージー素材のワンピースを描き、ルーカスにはデニムジャケットと灰色のジャージー素材のシャツを描いた。靴はふたりともスニーカーだ。ジャージー素材は派手ではないので(派手は英語でflashyと言う)リオおばさんからもっとアクセサリーを追加するようにアドバイスをもらった。

9月、コンテストの結果がリアとルーカスの動画チャンネル(NHKだからかYouTubeという固有名詞が出てこない)で発表された。優勝者はなんとミンジュン。アヤネは自分が優勝できなかった事に落胆し(応募するとは思っていなかった)ミンジュンが優勝したことに驚いた。

アメリカの学校は9月に進級する。新しい学年になったアヤネとエマは全校集会に向かう途中にミンジュンと会い優勝を祝った。

講堂には何故かブランドンがいた。理由を尋ねると親の引っ越しで校区が変わりアヤネ達の学校に転入したのだという。

アヤネのデザインは特別賞に選ばれた。ドリームモードマガジンから届いたメールによると、リアとルーカスは既にアヤネの応募デザインと似たような服を持っていたので優勝に選ばれなかった。優勝はできなかったけどアヤネは人のために服をデザインすると嬉しくなるのが分かった。ミンジュンが優勝したのには嫉妬もしたが、それでも嬉しかった。

ミンジュンは優勝者としてリアとルーカスと対談する。ミンジュンはジャージー素材のドレスとスーツをデザインした。カジュアル服のデザインが多かったなか、ミンジュンはカジュアル服のデザインはしないと決めた。着心地の良い服が好きだけどパーティで写真を撮られるのも好きなリアとルーカスのために、ミンジュンはジャージー素材のドレスとスーツをデザインしたのだった。また、飼い犬のウィニーにもバンダナを作りプレゼントした。

アヤネ達は新しく部活に入る。放送で詳しい説明がなかったがアメリカの学校では部活は季節ごとに変える。日本みたいに新入生のときに入った部活を3年生(最終学年)まで続けるシステムではなく、在学中に様々な種類の部活を経験するのだ。

エマとブランドンは新聞部に入った。アヤネとミンジュンは美術部に入ろうとしたが定員オーバーで入れなかった。美術部顧問のホワイト先生は写真部顧問もしていて、写真部なら空きがあると伝える。ふたりは写真部に入る(7月号でミンジュンは写真が趣味だと言っていた)。

10月、アヤネとミンジュンは写真部に参加する。課題は建築物の撮影だった。アヤネは写真初心者のため、写真が趣味のミンジュンにアドバイスをもらい夕方のブルックリン橋(だったかな?)を撮影する。ミンジュンが夕陽に照らされたアヤネの横顔を撮影してアヤネがそれに気づき「その写真送ってね」と頼むシーンもあった。まるで恋愛青春映画っぽかったが、(今ネタバレするけど)結局このふたりは恋愛しない。少女漫画的な胸キュンシーンは多かったが(そういうのも好きだけど)結局恋愛には発展しなかった。

アヤネ、エマ、ミンジュン、ブランドンは近所のショッピングモールのハロウィン仮装イベントに参加する。アヤネは自分とエマの衣装(アヤネは赤ずきん、エマはアメリア・イアハート)を作り、ミンジュンは自分とブランドンの衣装(ミンジュンは狼男、ブランドンは吸血鬼)を作った。仮装コンテストではなんとアヤネとミンジュンが「ベスト・カップル・コスチューム」に選ばれる(赤ずきんと狼ということで)。

11月、12月はストーリーの進展があまりなかったので詳細を思い出せない。毎週題材が変わる4コマ漫画を週ごとに展開した感じだった(不満はない。むしろ途中参加しやすい内容でよかった)。11月には4人で映画を観に行き感謝祭のパーティをし、12月は4人でスケートをしクリスマスプレゼントの交換をした。たしか11月にエマとブランドンの新聞部の取材活動も出てきたと思う。ふたりとも仲が良さそうだった。

※イメージ

1月、アヤネとミンジュンはファッションデザインコンテストに参加する。このコンテストは2人1組で参加するルールなのでふたりはペアを組んだ。「春の庭」というテーマでドレスをデザインするという課題だったが、ふたりの作りたいデザインは異なり全く意見が合わない。穏やかな調子を崩さず話し合いを続けたが結局ペアを解消することにした。アヤネは落ち込むが、リオおばさんから「デザインのアイデアを描き溜めてきたスケッチブックを見てみて」と言われてそうする。過去のスケッチを見返してアヤネは自分の成長を確認する。また、エマと一緒に家にいるときにあるアイデアを思いつく。

一方でミンジュンもブランドンに誘われて行った美術館であるアイデアを思いつき、ふたりはペアを再結成する。コンテストでは優勝を勝ち取った(肝心なところなのに記憶が曖昧です。違っていたら本当すみません)。

また、2月にはバレンタインエピソードもあった。エマがブランドンに告白したいとアヤネに打ち明けたら、エマのロッカーにブランドンからの手紙が貼ってあった。手紙は謎解きになっていて正解の場所に来て欲しいと書いてあった。名前は忘れたけど高層ビルの展望台だった。ブランドンがバラの花束を渡してエマに告白しふたりは晴れてカップルになる。・・・ハリウッド映画のワンシーンぽかった(笑)

3月の最終週、つまり2021年度の最終週は15年後の世界だった。エマはキャスター、ブランドンはレポーターとして同じニュース番組を担当している。エマはブランドンと同じ「ジョンソン」という苗字になっていてふたりが結婚していることが示唆された。アヤネとミンジュンはファッションデザイナーになり一緒にデザインをしている(付き合っていたり、結婚した様子はなかった)。4人はそれぞれの夢をかなえた。(おわり)

 

感想

レベル2も面白かったです。

「エシカルファッション」とか「ジャージー素材」とか英語以外の知識を増やせるのが良かったです。学校生活でも先生が生徒たちに地球環境について考えさせるシーンがスキットになっていたし、アメリカ独立記念日、ハロウィン、感謝祭、クリスマスとニューヨークの年中行事もストーリーに取り入れられていて楽しめました。外国が舞台だとその国の文化や年中行事も学べるのが基礎英語の良いところです(2022年現在のレベル1はアメリカのミネソタ、レベル2はオーストラリアのシドニーが舞台なので文化や習慣を学べます)。

 

4月の最初のうちはストーリーがどう展開していくか見えてこなかったのですが5月になってからアヤネがミンジュンをライバル視しはじめて面白くなってきました。このふたりは恋愛に発展するのか、ミンジュンをめぐってエマと三角関係になるのか?と気になっていた矢先にブランドンがミンジュンの友達として登場。エマはすっかりブランドンと意気投合してミンジュンに興味を失っていました(笑)。「レベル2も恋愛エピソードなさそうなだな」と思っていたら2月にハリウッド映画顔負けの告白シーンがあって(ブランドンは映画やドラマの見過ぎ?)ウケました。

一方でアヤネがミンジュンに惚れる展開はなかったですね。「実はひそかに惹かれ合っているんじゃ?」と思っていたのですが大人になっても付き合ってる気配もないんですよね。お互いに友達で恋愛対象ではないってことかな(笑)。

 

【AD】2021年度の『中学生の基礎英語(レベル1、2)』はアプリ「ポケット語学」で学習可能

2021年度の「中学生の基礎英語」はレベル1、2ともに有料の学習アプリ「ポケット語学」で学習可能です。

本当にスマホ1台で学べます。テキストを持ち歩いて電車で広げる必要もないし、ラジオを予約録音する手間もありません。


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各レッスンはこのように、「会話を聴く」→「文法などの解説を聴く」→「理解度テストを受ける」の3ステップで構成されています。テストに受かったら次のステップに進みましょう。

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注意事項

・毎週金曜日はその週の復習回だったので「ポケット語学」には収録されていません。

・レッスンは順次追加される予定です。現在はまだすべて出揃っていませんがこつこつ学習を続けているうちに気が付いたら全レッスンが揃っていると思います。

・2021年度の講座は「シーズン1」と呼ばれています。

 

利用料金

※金額は税込みです。

  • 月額プラン:1078円
  • 年額プラン:約899円/月(12ヶ月総額で10780円)

7日間の無料体験がついています。

有料会員になれば、どの講座も何レッスンでも勉強し放題になります。講座は他に「ラジオ英会話」「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」「ラジオビジネス英語*1」があります。

「仕事で英語が必要になったけど中学英語から学び直さないとまずい」という方は月1000円前後で、中学英語もビジネス英語も学べます。

すべて過去年度の講座ですが、2講座以上勉強したい方はポケット語学の方が出費を抑えられます。毎月テキストを2冊買ったら550円×2で1100円しますし、さらに音声教材まで買ったら2000円超えてしまいますから。

 

ポケット語学

 

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*1:著名人へのインタビューのレッスン(木曜日、金曜日放送)は収録されていません